退職してちょうど半年。

新しいワークスタイルにも慣れて、衣食住、全てにおいて、自分の理想にだんだん近づいてきました。

公務員時代には、さほど気にしていなかった、健康面についても、かなり意識が高まっています。

そんな中、逆に興味を無くしていることの一つが、所有する「車」です。

 

最近、いろんな人の資産運用の相談にのる中で、高級車に乗っている人も多いことに驚きました。

そして、もっと驚いたのは、高級車の乗っている人の収入が低いことです。

 

つまり、収入も貯金も少ないのに、無理をしてローンで高級車を乗る人が多いのです。

 

良い車に乗るのは、気分が良いものですし、否定はしません。

 

ただ、車のローンは「負債」であることは理解しておく必要があるし、貯金も収入も少ない時は、高級車を持つのはリスクな気がします。

 

昨年のデータでは、日本人の平均年収は500万台。

 

一番、多いのは、年収300万〜400万台です。

 

年収300〜400万というのは、子供を2〜3人育てる家庭だと、とても大変な経済状況だと思います。

 

平成元年から令和の時代になり、この30年で世界の経済は大きく変化しました。

世界のトップ50の中に半分以上を占めていた日本企業が今では、トヨタのみ。

日本経済の落ち込みぶりは顕著です。

それに伴い、日本の各家庭の経済状況も大きく変わり、

中流階級が大半を占めていた状態から、貧困層と富裕層がハッキリ別れるようになりました。

貧困層、富裕層という分け方にも問題があるとは思いますが、

経済状況が悪くて、生活が苦しいと思う人が増えていることは事実だし、直視すべき社会問題だと思うのです。

 

そこで、「車」の話に戻りますが、

もし、年収が300万だとしても、

例えば、毎月、お金を少しずつ貯めて、ドル建ての金融商品を買ってみる、、とか、

自分の得意なことを生かして副業をしてみる、、とか、

新しい知識や情報を得ながら、工夫して頑張っている人と、

将来を全く考えずに、ローンを組んで、年収に不釣り合いな高級車に乗る人とでは、

10年後は、大きく変わるのではないでしょうか。

 

後者の人は、間違いなく、貧困層から抜け出すことはないですが、前者の人は、資産が貯まったり、副業の収入が大きく増えている可能性もあるでしょう。

 

実は、今の収入を含め、「現状」については、さほど問題がないのです。

ただ、5年先、10年先、自分がどうなっていたいか、、という意識があるかないかは、大きな問題です。

 

将来、年収1000万以上の全体の約4パーセントの中に入りたいのか、現状のままでいいのか。

あなたは、自分が得るお金の額について、どんな風に考えているでしょうか。

 

私は、公務員の頃は、子供達の学費に生活が圧迫され、ギリギリの生活だったので、

もっと収入を増やしたいと思っていました。

 

年収も億レベルを見据えていました。

 

「億」というと、驚かれそうですが、

周りの人たちとちょっと違う感覚を持っていたからこそ、今があるのだと思います。

 

そして、「お金」というのは、増やすためのルールがあることも分かりました。

例えば、こんなことは理解していますか?

 

◻︎資産と負債の違いを理解すること。

◻︎収入と支出を把握すること。

◻︎お金を生まないローンは組まないこと。

◻︎資産運用は日本の銀行ではしないこと。

◻︎複利の力を利用すること。

 

もし、基本的なルールも理解、実行していない場合は、「お金の勉強」は必ずして欲しいです。

そして、上記のような「収入分布」を見た時、自分は今のままでいいのか。

本当は、どこに入りたいのか。

そんなこともじっくり考える時間を持つことは必要ではないでしょうか。

貧困層と富裕層。

その差は今後もどんどん開いていくと思います。

「あなたはどの層に入りますか?」