人の育成が上手な人はこんな人

思考法

先日、月に一度の読書会のメンバーと懇親会を開催しました。

読書会というのは、

一冊の本を題材に講師の諫山先生が

ものごとの考え方、捉え方(人間学)の話をしてくれる会です。

 

諫山先生は私の担当歯科医で、

自費診療という珍しい形態ですが、

評判の名医なので、

全国から患者さんが訪れます。

 

歯科医でありつつ、

古典に精通していて

講師としても経歴が長く、

とても信頼している方です。

 

今日は「育成」というテーマで話をしていきます。

 

子育てとか、

社員とか、部下とか、

誰かを育てる立場にいる人は多いと思います。

 

私は会社という組織もありますし、

小さいコミュニティ運営などもしています。

講師を務めることもありますし、

人にアドバイスをさせて頂く機会もあります。

 

そんな中、

目の前の人をどうやって「成長」させるか。

というのは私にとっても大きなテーマの一つです。

 

不動産投資家になりたいと言いながら

なかなかなれない人。

脱サラしたいと言いつつ

なかなか実現しない人。

 

望んでいることを達成できない人はたくさんいて、

どうしたら目の前の人に貢献できるのか

私自身も悩む場面は多々あります。

 

例えば、不動産投資なら、

まずは物件を探すことから始めなくてはいけません。

「物件がなかなか見つからない」のは

珍しいことではないので、

見つかるまで諦めずに探さなくてはいけないです。

 

成功するためのノウハウはたくさんありますが、

達成できない理由の多くは

「行動に移せていない」ということです。

 

そこで、

「どうやったら行動に移せるのか」という話になってきます。

目標には数字と期限を決める。

それくらいは誰でも知っているかもしれませんが、

それさえも「行動」に移せている人は意外と少ないです。

 

そういう人を目の前に、

「目標設定はちゃんとやらないとダメだよ。」

「物件探しはマメにやっていかないとダメだよ。」

と言うだけがリーダーの務めでしょうか?

 

正しいことややるべきことを伝えるだけで、

「変われないこと」を相手のせいにしてしまうことは

リーダーにはありがちです。

 

〇〇は行動力がないから。

〇〇は決断力がないから。

そんなワードを聞いたり、使ったりしたことはないでしょうか。

 

では、

人を上手に育てられる人は

一体どんな人なのでしょうか。

 

実は、名監督というのは、

人を育てようとするだけでなく、

自分自身を育てようとしている人です。

 

目の前の人が成長するにはどうしたら良いだろうか

という視点で常に思考を巡らせている人は、

相手を通じて自己を成長させ、

結果、目の前の人を成長させられるのだそうです。

 

子育ても同じです。

 

まだまだ未熟な自分がどうしたら子供を成長させることが出来るのか。

という視点で日々、考えている人こそ、

良い親になれる資質を持っているのです。

 

「育てる」というのは、

相手があってこそなので、

いくら良い言葉を発していても、

タイミングが悪いと、どんな言葉も相手には入らないでしょう。

 

相手が聞く体制なのか、というのは

相手をじっくり観察し、理解しなければできないことなので、

かんたんではありません。

 

結局、子育てもスタッフ育ても

相手がいることで自分が大きく成長できるのだと思います。

 

自己成長を大切にして

相手を注意深く観察している人が自分のリーダーだったら

安心できる気がしませんか?

 

だからこそ私達は、

何かを学ぼうと思った時、

スキルや知識があるだけでなく、

人間力がある人を講師として選ぶ必要があります。

 

そういう意味では

諫山先生は素晴らしい講師ですし、

私もそういう人間力を身につけながら、

人を育てていきたいと思っています。

 

会社でスタッフを雇用していたり、

コミュニティーのリーダーだったり、

子育て中だったりするならば、

ぜひ、目の前の人をどう育てるかを意識してみては

いかがでしょうか。

 

目の前の人のおかげで自分が成長できると思えば、

言うことを聞かない子供たちにも感謝が芽生えますね。笑

 

育成について、新しい視点の一つとして活用してください。

 

タイトルとURLをコピーしました