人間関係こそ人生の価値

私達が生きているこの社会は、

一見、平和で物質的には豊かに見えますが、

多くの常識に囲まれる中で、自己肯定感を失う人が多く、

下手をすると、生きる意味が分からなくなってしまう人もいるように思います。

 

 

私も前職で国の職員をして仕事をしていた時代は、

職場で正しいと言われることが、本当に正しいと思えず、

世間の常識と自分の価値観との間で、かなり葛藤しました。

人の言いなりになることで、完全に自分を見失ってしまう環境。

もはや、自分が誰なのか、自分は何を信じていいのか、分からなくなってきそうな環境でした。

 

 

私達は、職場だけでなく、あらゆるところから日々、おびただしい数のメッセージを受け取って生きています。

多くの人は、そういうメッセージをまともに受け止め、

他人や社会が決めたルールや価値観を拒絶することができません。

 

 

そして、

自分のルールや価値観よりも他人の価値観を優先させてしまっています。

 

 

自分が他人の価値観に同調できないとわかると、

合わせられない自分を責めてしまう場合もあるし、

逆に他人を責めてしまう場合もあります。

 

 

どちらにしても、人間は「心の平穏」を保つことが出来ないと、幸せを感じるどころか生きづらさを感じて、

希望や夢さえ見られない状況になってしまいます。

 

 

大きな選択や決断には迷いも不安もありますが、

どんな環境であれ、その場所やそこにいる人達に違和感を感じてきたら、その関係を断ち切ることも1つの方法だと思います。

 

 

人間関係では、「自分の領域」と「他人の領域」とが存在します。

 

 

自分の仕事や自分の付き合う人、自分の生活は自分の領域なので、自分自身がなんとかしなければいけません。

 

 

でも、他人の領域については、自分はどんなに声高に叫ぼうとも変えることは出来ないのが事実です。

 

 

なので、嫌な職場で、納得いかないことがあっても、家族や友人との関係で不満があったとしても、

やはり、他人の領域は他人が責任を持つべきところで、

自分には何の権利もありません。

 

 

自分を幸せにする為には、自分を変えるしかないのです。

 

 

「良好な人間関係」は、多くのストレスを取り除いてくれます。

 

 

自分が嫌いな他人に合わせる必要もなく、自分の価値観を捻じ曲げて行動することもない。

自分が好きなことをして、嫌いなことはしない。

こんなにシンプルで公平なことはないと感じます。

 

 

社会のレールから外れようとする時、多くの人が、

他人の領域まで土足で踏み込んでくることでしょう。

 

 

「せっかくの地位のある仕事を辞めるのは勿体無い」

「中途半場に仕事を放り出すつもり?」

 

 

自分に近い人ほど、自分と他人との「境界線」を理解していません。

 

 

土足で自分との境界線に踏み込んで、「常識」を振りかざして、あなたに意見してきます。

 

 

でも、自分の領域を自分で責任を持つことで、自分の人生はどんな風にも変えられると思います。

 

 

生きていると人間関係の悩みはつきませんが、

「良好な人間関係」を決して諦めず、

自分を幸せにする人達に囲まれて生きる人生を選択しませんか?