日本人は、幸福度の低い民族ではあるようですが、最近はコロナなどによる経済の悪化もあり、自殺者も増えているという話です。
昨年(2020年)の世界幸福度ランキングでは、日本は156カ国中62位でした。
日本人が不幸せな理由の一つは、
人間関係の希薄さと言う人がいます。
日本人ってサラリーマンの飲み会は多くても
家族ぐるみの付き合いなどは少ない。
離婚率も上昇しているし、
子供の不登校とか、
社会人の離職率上昇など、
人間関係が発端になる社会問題は数多く存在します。
人間関係の希薄さというのは、
どんな場面でも良い結果を生みません。
どうしたら人間関係が良くなるのか、
私達はもっと学び、工夫する必要があるのではないでしょうか。
初めて会った人と自己紹介をしていたら、
地元が一緒だったり、大学が一緒だったり。
そんな共通点を見つけると一気に距離が近くなることって
ありませんか?
「共通点がある」ということは、人と人とのコミュニケーションで大きな効果を
発揮するのだそうです。
なので、「共通点」は探しても良いし、
新しく作っても良いかもしれない。
それ以外でも、まだまだ人間関係を良くするコツはあります。
私が考えた「良い人間関係を築く3つの秘訣」を紹介したいと思います。
1、良い人間関係に拘りすぎない
人間関係は人生をより豊かにするけれど、
良い人間関係に拘りすぎてはいけないと思います。
親友が何人いるかとか、
SNSでの友達が多いとか、
そんなことに拘っている事態、不幸せな証拠。
メンタリストDAIGOさんは、
アメリカの大学の研究を引用して、
「なんでも話せる親友、心の友などのような最高の友達を求めることは、幸福度を下げるということが分かっている」と言っていました。
人間一人が深く関われる人の数は限られているので、
人数を増やす必要はないかもしれません。
良い人間関係は幸せの元ですが、
そこに拘りすぎることなく、今の人間関係を大切にしていきましょう。
ネガティブな人や
奪うタイプの人、
依存型の人や
とりあえず合わない人。
そんな人達からも学びがあるのも事実ですが
理想論に縛られることなく、
関わりたい人と楽しい時間を過ごしてけば良いのでないかと思います。
2、違いを認める
結局、人間は、認められたい生き物。
会社員として、経営者として、大きな仕事を成し遂げたとしても、
老後にボランティアをしたり、地域の集まりに参加したり、
なんだかんだと社会と繋がりを求めようとするものです。
誰に対してでも良いので、何か人の役に立ちたいのでしょう。
そして、「ありがとう」と言われることに喜びを感じる。
自分の存在意義を確認するのです。
ということは、裏を返せば、
「人のことを認めてあげる」ことをすると、人から喜ばれます。
その人との関係が良好になるのです。
3、理由探しはストレスになる
「なんであの人は〇〇するのだろう??」
違いを見つけては、その理由を考え、ストレスを抱える。
無意識でやりがちな行動ですが、これは、全く無意味だと思います。
なぜ、あの人は〇〇するのか。
この理由探しをする思考をやめるだけでも、人間関係はよくなるのではないでしょうか。
人が自分と違っていたり、
正しくないと思われることをしたり。
そこの理由を探したところで、なかなか見つかることはない。
だとしたら、
「あの人はあんな人なんだ」
と認めた方が双方のためになると思います。
理由探しを止めるというのはおすすめです。
4、夫婦、家族同士でできることを探す
最近、私のクライアントさんで、夫婦でセミナーに参加してくれる人が増えました。
日本人は結婚すると夫婦単位で行動することは減ります。
家族で外食に行くことはあっても、
家族を家に招いて家族同士で食事をすることは少ない。
日本人は、もっと、夫婦同士や家族同士で集まる機会があっても良いのではないかと思います。
家族単位、夫婦単位で出来ることを増やすことで、「共通」であることを確認しやすくなり、距離感も近くなる。
家族や夫婦の問題も多く存在する日本ですが、
「人間関係がどうしたらもっと良くなるのか」
そこを意識しておくだけでも違うのではないでしょうか。