日本人は、世界の他の国々と比べても、勤勉であり、真面目であり、礼儀正しい人種だと見られることが多い。
お正月や七五三など、なにかの節目には、神社へ行ってお詣りをする習慣のある日本人ですが、
神道の教えは日本人を勤勉にしている一つの要因かもしれません。
神道の世界では、
「労働するのは、尊いこと」と考えられているそうです。
そもそも、神道は、自然崇拝と祖霊信仰が始まりだと言われていますが、
現在伝わっている神道の儀式をみるとほとんどが農耕や稲作に関係した儀式です。
古来より、農耕や稲作で真面目に働くことは、美徳とされてきたのでしょう、
古事記や日本書紀の中にも、
神や神の子孫たちが労働している場面がよく出てくるのだそうです。
こういう歴史を辿って、
日本では、「働くことは神聖なこと」という考えが産まれ、浸透してきました。
しかし、
近年、儒教の教えや西洋の考え方が入ってきて、日本人の常識や観念も変わりつつあります。
その上、
海外から日本に来る外国人の数や人種も、年々増えてきている為、
外国の習慣や考え方に触れる機会が増えてきたことも、
私達の常識を考え直すきっかけになっているのだと思います。
「常識とは何か」
「当たり前とは?」
それを定義するのは難しいですが、
常識や当たり前に縛られて生きている人は、これからの時代に対応しにくい
、、ということは、確かだと思います。
常識や当たり前を疑ってみることはとても大切で、
常識を超えたその先に、
変化や成長のきっかけがあるのではないでしょうか。
子育て世代では、
親の常識を子供に押し付けてしまいがちです。
柔軟な考え方が出来ないでいると、
視野の狭い子育てをしてしまう恐れもあるかもしれません。
常識と交わらずに、
誰もやったことのないことにも果敢にチャレンジし、
新しい世界を自分の力で切り開くことができる人が、
どんな分野でも成功出来る人だと思います。
お金と仕事も子育ても、
一度、自分の常識と向き合い、
敢えて、
その常識と交わらない生き方を考えてみるのも良いかもしれません。